Concept

Rita de Acosta Lydig(1875–1929)

コルセットが象徴する抑圧の時代から、
女性たちが自由を求めて立ち上がった解放運動の時代へ——。
女性の生き方が大きく変化する激動の時代に、ファッションもまた、革新とともにその姿を変えていきました。

そんな変化の渦中を生きた、
アメリカ社交界の名士、Rita de Acosta Lydig。

その美しさと存在感から「生きた芸術」と称され、
自身の財産のほとんどを洋服につぎ込んだと言われるほど、ファッションに情熱を注いだ女性です。

けれど彼女の人生は、華やかさの裏で決して平坦なものではありませんでした。
幾度もの恋や離婚、時に人々の好奇の目にさらされながらも、信じた美しさを貫いた姿勢や、脆さと強さが同居するその人間性にも深く心を動かされます。

そんなアンティークの時代を生きた彼女のように、
心ときめくアイテムを、できるだけ多くの人に知ってもらい、このときめきを共有したい。
いつ見ても胸が高鳴るような、不変的な美しさをまとった品々をお届けしたい——。

そんな想いから、当店は彼女の名をお借りし、
「Rita de Acosta」と名付けました。
また、彼女への敬意と小さな願いを込めて、お店のはじまりの日を、彼女の誕生日と同じ “10月1日” とさせていただいております。

ヨーロッパを中心に、ひとりのバイヤーが“ときめき”を大切に、選び抜いたアンティーク・ヴィンテージのアイテムたち。
素材感やディテール、作り手の想いが宿るような一着を、丁寧にメンテナンスしてご紹介しています。

また、どこか品がありながらも、ふと心をくすぐるような“大人の可愛さ”を感じていただけるポイントも大切にセレクトしています。
甘さに頼らず、芯のある魅力を静かに纏うような——

忙しなく移ろうトレンドに縛られることなく、自分だけの感性を信じて選ぶ楽しさ、長く大切に着ることの喜び、そしてその背景にあるストーリーを想像する豊かさを届けられたらと願っています。

誰かの日常に、あの時代の記憶と、
ときめきがそっと寄り添いますように。

Rita de Acosta ☽
オーナーMakino